虫歯は自分のせい?

 

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「義務教育の中で歯磨きをするよう教えてきたので、大人になって虫歯が出来てしまったら自費で治療して下さい。正しく歯磨きをしなかったあなた自身の責任ですので、これ以上国でお世話することは出来ません。」

 

これは膨らみ続ける医療費の削減に関する一つの理論だそうで、歯科だけではなく医科でも同様の理論に基づくいくつかの具体的な病名が挙げられているそうです。

 

さて、この理論が正しいかどうは別にしまして、医療費が膨らみ続けることが今後の国の収支に良くない影響を与えることは客観的事実であり、同じ釜の飯を食う国民として心配をしなければならないのが現実でしょう。

 

ここで私が思いますのは、自己責任についてです。アメリカでホットコーヒーを間違えて自分の体にこぼしてしまった人がマクドナルドを訴え勝利した頃、多くの日本人はその訴えと裁判所の判断を疑問視していたと私は感じています。体の濡れた猫を電子レンジで乾燥させないでください、などの過剰と思える製品注意書きもその後に続いたことではなかったでしょうか。

 

そして日本でも、時代が進むにつれ最終ユーザー保護制度の類が急激に増えて参りました。制度類を増やせば国がお金を使う新しい機会もそれだけ増えます。制度が増えています中で新しい病名(病気ではなく病名)も増え続けていまして、それまで病気とされなかった症状に新しく病名を付け病気とみなされるケースも見られ、これは国の医療費をそれだけ使う機会を増やすことに繋がります。この反対が、大人の虫歯を病名一覧から削除するという一つの考え方になる訳です。

 

医療業界で回るお金の量が増えれば有難いと言う一人は医療機器製造業の私でありますが、私も国の釜の飯を食う一人でありますので削減も当然考えなければなりません。その上で思いますのは、保険制度を含む社会的な様々な制度類で保護される側に自己責任を求めていくことは今後必要になってくるのではないでしょうか。

 


新規設備を導入しました

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8月にブラザーのマシニングを導入し稼働開始致しました。大型加工機械としては今期最初の設備導入となります。

 

このタイプはツール交換がとても速いので、まだまだ古い設備の多い当社にあっては見ていて爽快な気持ちにさせてくれます。また、パレットが回転してセッティング時間も大きく削減することが出来ます。

 

この導入によって、更なる製品精度の向上と安定化、そして加工時間の短縮を目指して参ります。


2015年の取り組み

株式会社シオダ本社現場

株式会社シオダ本社現場

 

皆さま良い新年をお迎えのことと存じます。本年は新年の挨拶の言葉を控えさせて頂きますことをご容赦ください。

 

さてその良き新年は既にスタートしておりますが、昨年の活動と本年の取り組みにつきまして一部報告させて頂きます。

 

◆昨年の活動より

特筆すべきは鉗子・プライヤー部門に於いて、加工そのものの根本的な見直しを行い以前よりも高精度で安定した加工が行えるようになりました。これは昨年初旬にお客様から頂いた品質指摘から検討を始めたことに端を発し、若干のコストアップはございますものの許容範囲に止めることに成功し量産への適用を開始致しました。現在はこれをより多くの種類に適用すべく計画に沿って進めております。昨年後半に頂いた試作案件では、従来では出来なかった特殊プライヤー先端の嵌合作業部で0.1mm以下のクリアランスの安定確保が出来るようになりました。品質指摘を頂いたこと自体は大変申し訳のないことをしてしまいましたが、そのお蔭でより高い品質を提供させて頂けるようになったことを自負しお客様には感謝するばかりでございます。

 

社内全体的には強化された組織体と作業者の技術向上の2点を挙げたいと思います。組織につきましては先代永眠という変更理由ではございましたが、問題や課題に集中的に取り組み全体の改善を目的に活動する管理室を立ち上げました。ここでは当社60年の歴史で初めての採用となる東京六大学出身者にその頭脳を発揮してもらっています。同時に、若手管理者による会議体運営も本格的に開始しました。これまでは会議参加者の中の最上位職者が進行させるのが通例でしたが、若手が自ら進行することによって新鮮で活発な運営を見せており、また若手管理者自身の成長も感じられ今年は更に輝くものになると楽しみにさせてくれます。

作業者の技術向上につきましては、新規導入した自動加工機械をより高度に取回すことが出来るようになったことと、各製造部門内での手加工技術継承が進んだことにあります。これは上記のプライヤー精密加工にも通ずるところです。当社は元来職人仕事をもって運営をしておりますが、独自の職人技術を若手作業者に指導し、そのアナログとハイテクなデジタル加工双方の技術向上による相乗効果ももたらしました。

 

◆本年の取り組み

昨年完成させた鉗子・プライヤー精密加工部門に大型設備を導入し、更なる品質向上を図ります。

 

製品開発室に新たに耐食研究チームを立ち上げました。弊社の製品は主にステンレスを材料としておりますが、ステンレスは消毒・滅菌工程などで錆等の腐食が必ず発生します。そして金属は熱処理(焼入れ)で硬くなるほど錆びやすい性質がありますが、当社では製品の本来目的を満足させるためステンレスの中でも硬い番手を使い続けます。その上で腐食の発生をより抑制させることを目的に研究チームは進めてまいります。

 

海外販売を強化します。当社製品はおよそ30の国々でお使い頂いておりますが、一昨年までの超円高によって多くの市場を失ってしまいました。その後円安に振れ始めてから徐々にお客様方のご商売条件に沿う数字へと動き出し、特に昨年末からまたお客様方にお使い頂けるようになって参りました。我々は歯科医療を通じて世界の人々の笑顔に貢献したいと考えておりまして、更なるアピールを行ってまいります。

 

足場を固めました。写真はその工事中の時のものです。足場が固まりませんと寸法精度も上がりません。現在は綺麗に固まっておりますので、ぜひ見学にいらしてください。

 

 

その他、見積と納期の短縮やアフターサービスの充実など取り組みたい課題はたくさんございますが、以上を今年の大きな取り組みとして出来ることを出来る限り進めてまいります。そして社会が平和であることも期待をしたいと思います。皆様にとりましても本年が良き年でありますようお祈りしまして、この一年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

 


代表取締役就任のご挨拶

 

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この度、株式会社シオダ代表取締役に就任しました塩田信吾でございます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

私は1999年に入社致しました。機械加工や製品組み立て調整など現場仕事を学ぶところから始まりまして、その後は図面作成や受発注窓口、薬事処理など事務的管理的な部署を担当し、入社から本日まで15年の間に社内部門を一通り回って参りました。

中でも、後半から現在まで続く営業業務に携わった時間は長く、自社を“コンセントを使わない歯科・医療器具の設計と製造”と謳い多くの先生方や企業の方々にお会いしお世話になっております。

日々臨床に携わられる先生方は正にアイデアの宝庫でいらっしゃいまして、例えば治療部位を目視しながら治療できる覗窓付き鉗子、誰が操作しても一定の圧力で計測できる定反発機能付ペリオプローブ、防湿能力を高め接着環境を大きく改善した開口機能付バキュームチップ、審美情報トランスファーと側方圧回避を機械的操作によって実現した咬合器システム、など全てをご紹介は出来ませんが皆様方のアイデアを形にさせて頂いてまいりました。それらを振り返りますと、我々の開発や設計とは最終的に患者さんの環境改善という一言で表現できるものと感じております。私がかねてより一つ目標にしていることに「患者さんに選ばれる器具づくり」がありまして、今改めてこの目標を更に強く心に刻みたいと思う次第です。

 

さて、当社は昭和29年に抜歯鉗子メーカーとして私の祖父が創業し、以来60年の歴史をお陰様で積み重ねてまいりました。祖父は腕利きの職人だったと聞いておりまして、金属加工技術と抜歯鉗子製造のノウハウをもって技工用・一般歯科用プライヤーから歯科矯正用インスツルメンツなど製品の幅を飛躍的に広げていきました。創業から10年目の昭和39年には長男である私の父が入社し市場を国外へも広く展開、また、故保母須弥也先生のご指導のもとデンタルホビー咬合器を発表、後に第2製造部となる組立部門を確立し、昭和62年には2代目代表取締役に就任、プライヤー部門を更に飛躍させると同時に自らが立ち上げた組立部門も咬合器類からインプラント用インスツルメント全般の開発・製造を行うまでに成長させました。しかし平成26年5月30日、父は一年間に亘るリンパ腫との闘病のすえ、たくさんの想いを我々に残し永眠しました。まずはここに、これまでの60年間ご愛顧を賜りました全ての皆様方への感謝と、生前に賜りましたたくさんのご厚意や楽しかった思い出の数々へ感謝を申し上げたいと存じます。本当にどうもありがとうございます。

 

このような形での代表取締役就任となりますが、将来この時を振り返った時に良い転機だったと皆様方と一緒に言えることこそが3代目としての私の使命であります。祖父と父の遺志を引き継ぎ、これから益々、患者さんに選ばれる器具づくりをテーマに社員一丸となって取り組んで参りますので、どうぞ倍旧のご指導ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

株式会社シオダ

代表取締役

塩田信吾

 


マンガ第二話の完成です

第二話 プライヤーの作り方

プライヤーの作り方

第一話では会社の歴史や環境そして今の姿などをご紹介しましたが、続きまして第二話では、当社の創業以来の製品”鉗子・プライヤー”の作り方を紹介させて頂きます。

 

工場見学でご来社下さる方々からは「この棒からプライヤーを作るの!?」と材料を見て驚かれることがよくあります。短いマンガですので、どうぞお気軽にご覧ください。

 


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